

WBAカルナは煩わしいPRP・PPP作成から解放され、より生体内に近いデータをご提供します。
従来の血小板凝集能検査は、採血した血液からPRP・PPPを分離する煩雑な操作により、測定に入る前から血小板機能に様々な影響を与えているのではと考えられています。WBAカルナは全血検体を直接測定することにより、この問題を一挙に解決しました。
測定原理(SPF法:Screen Filtration Pressure)
マイクロメッシュ法(SFP変法)は、定量全血検体に凝集惹起物 質を添加し、一定時間撹拌した後、マイクロメッシュフィルタ(左図 20×20umまたは、30×30um)を通して吸引します。このとき、一定以上の数と大きさを有した血小板凝集塊群は、マ イクロメッシュフィルターを目詰まりさせて行き、吸引圧力が上 昇します。この吸引圧力を測定することにより、血小板凝集能 を解析し評価する方式です。
4チャンネル独立吸引
WBAカルナは、センサーとなるマイクロメッシュフィルターを4チャンネルに配し、全てのチャンネルが同時に同条件で測定できる方式を採用しました。全てのチャンネルを、同条件で測定する方法は光透過法での測定方式と同様であり、これにより光透過法測定のPATI値とWBAカルナのPATI値は、十分に相関が取れる結果となりました。
4チャンネル同時測定吸引
マイクロメッシュ法を始めて採用したWBAアナライザーは、1チャ
ンネルづつ吸引測定を行うため、試薬を添加してから吸引までの反応時間が最大1分生じました。
この時間差により、抗血小板薬を投与されている患者のPRP法測定でよく見られる凝集塊が、時間と共に解離していく検体(左上図)の測定データなどは、本来のデータとは違ったデータ値と
なることが考えられます。
WBAカルナは全チャンネル同時吸引方式ですので、反応時間も全チャンネル同一であり、抗血小板薬のモニター検査用として、より信頼できるデータが得られるようになりました。
また、全血検体においての解離値についても、同一検体で同一試薬濃度の反応時間差測定を行うことで、測定可能となりました
(左下図)。
柔軟に設定可能な試薬と濃度
WBAカルナは、4チャンネルが独立測定するので、例えば4倍差の濃度設定(例:0.25μM,1.0μM,4.0μM,16.0μM等)でも、正し
くPATI濃度を測定し計算することが可能です。
また、4チャンネル全てが、同一濃度で測定する事も可能です
(左上図)。
同一濃度4チャンネル測定機能は、製薬メーカー等で使用される方法で、同一検体に異なる抗血小板薬を反応させておき、4チャンネル全てに同一濃度の惹起物質を使用して凝集能を測定することにより、測定された凝集率より抗血小板薬の効果を確認することができます。
また、チャンネル毎に別種類の試薬を設定添加(例:1ch ADP, 2ch ADP, 3ch Coll, 4ch Coll)することも可能であり、これは、健康診断等のスクリーニング検査で、使用されています(左下図)。