

通常の陽圧式人工呼吸器とは違う、そして鼻マスク式人工呼吸器とも異なる体外式人工呼吸器。限りなく生理的な呼吸に近く、更に体外式であるのに陽圧(呼気)と陰圧(吸気)を用いた陽・陰圧体外式人工呼吸器RTX。現在、様々な領域で使用されています。その領域はICU・HCU・呼吸器内科・小児科・リハビリテーション科などが挙げられます。急性期領域においては、主に喀痰促進にクリアランスモードや、ウィーニング促進として持続陰圧の使用、また慢性期領域においては、持続陰圧やコントロールモードが使われています。単体での使用、陽圧式人工呼吸器との併用。その方法は様々。陽圧式人工呼吸器とはと異なるその効果。是非一度、使ってみてください。
本体の陽圧・陰圧がキュイラス内圧を変動させる二相性体外式ベンチレータ(BCV)。挿管が不要で、非侵襲的な換気法ですから、家族との会話も可能。挿管に伴う合併症もありません。
患者さんの体格にあったキュイラスを取り付けていただくだけで、約3kgの新生児から90kgを超える患者さんにも1台で、同じ操作法によって使用いただけます。
従来の換気法と比べ、早期離脱、重症慢性閉塞性疾患患者さんへの呼吸補助や呼吸筋疲労の改善、術後の肺血流や心拍出量の改善に有効など、多くの研究成果が発表されています。
患者さんへの接続は、キュイラスとの間にワイドボアチューブとキュイラスチューブの2本だけです。従来の呼吸器で必須とされた呼気弁などの取り扱いが煩雑なパーツはありません。誰でも楽にセットアップ・ご使用いただけます。
RTXは換気回数やI/E比から、自発呼吸のトリガ・持続陰圧(通常のPEEPに相当)・バックアップ換気といった、ICUやNICU用の人工呼吸器と同様の換気機能を搭載。喀痰排出を促進するクリアランスモードも持ったRTXは、神経筋疾患から、ICUや救急で遭遇する呼吸器疾患を持った患者さんの治療にも活用いただける、高機能体外式ベンチレータです。
吸気圧、トリガ感度、バックアップ換気回数、アラームレベルなどの設定も、一般の人工呼吸器と同様に、更に呼気圧を加えることによって、積極的な呼気の管理も可能になりました。
器械側の作動圧であるキュイラス圧とともに、患者さんの口もとで測定した圧も並列表示。実際の呼吸が行われているかの確認も可能です。体内(血中)の酸素化を示し安全モニタでもあるパルスオキシメータも同時にモニタするなど、豊富なモニタ機能を搭載しています。
今までの体外式で使用していた胸当てとは異なり、キュイラスシール(黒いスポンジ)とキュイラスストラップ(白いベルト)を採用。キュイラスからのエアリークを防止します。これにより快適で有効な体外式換気を実現します。
患者さんの状態にあわせ、モードを選択いただけます。
キュイラス内を持続的に陰圧(−1〜−50cmH2O)にすることで、患者さんの肺気量(FRC)を増加します。陽圧式人工呼吸器のCPAPと同様の効果となります。
設定換気回数、IE比、呼気圧による調節呼吸が行われ、必要とされる換気を確実に行います。
自発呼吸に対して、設定IE比・吸気圧・呼気圧・呼吸回数による補助呼吸が行われます。
患者さん自身の吸気時間・呼気時間に合わせて、吸気圧・呼気圧による補助呼吸が行われます。自発呼吸に完全な同調を行います。
最大1200回/分のバイブレーションをかけることが可能です。バイブレーションとコフモード(擬似咳)の2種類のモードを交互に胸郭に直接かけることによって、痰の排出を促進します。
「陽・陰圧式体外式人工呼吸器(BCV)」に関しての印象、使用経験、効果についてインタビューさせて頂きました。
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