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第47回日本小児呼吸器学会 教育講演1 「BCVを用いた呼吸管理」

  • 掲載:2014年11月

第47回日本小児呼吸器学会(会長:東京女子医科大学東医療センター新生児科 長谷川久弥先生)が10月24・25日の両日、日本一の電気街やAKB48劇場でお馴染のJR秋葉原駅前にあるダイビル秋葉原コンベンションホールで開催されました。

当学会は「日本小児呼吸器疾患学会」として小児の健康の増進および医療の進歩・普及を計ることに寄与することを目的に長年に渡って活動されて おられましたが、平成25年4月1日から「日本小児呼吸器学会」と名称が変更されました。
今回は25日(土)のみ、第25回日本小児呼吸器外科研究会との合同開催となったこともあり 、より専門的な研究発表や講演が目白押しの状況でした。

小児の呼吸器系治療に携わる専門のドクターを中心に、 2日間で延べ約400人の来場者があり、それぞれの会場で活発な討議が繰り返されました。

その中で、初日の14:30~15:30の1時間に亘り、第 2会場(ホールB:200席)で開催された教育講演1「BCVを用いた呼吸管理」では、弊社が輸入販売・レンタルしている陽陰圧体外式人工呼吸器RTXを長年に亘り新生児・小児の治療目的で使用され、埼玉医科大学病院ご勤務当時から現在(クリニックを開業)までに約10,000症例の治療実績を蓄積されておられる、おかだこどもの森クリニック院長で現埼玉医科大学小児科非常勤講師の岡田邦之先生がご講演(座長:東京歯科大学市川総合病院小児科 江口博之先生)されました。

筆者は、来日中のRTXのメーカーである英国UNITED HAYEK MEDICAL社の会長Mr. Shahar Hayek(RTXの開発者で小児科医の故Dr. Zamiya Hayekのご子息)外3名の同行スタッフと一緒に講演開始10分前に会場に入りました が、聴講席はまばらで学会参加者のBCVへの関心はこんなに低いものかとメーカーのスタッフ共々、大変心配していました。
しかしながら心配をよそに開始数分前から続々と聴講者が来場され、講演が開始されてから数分で200席の会場の3分の2程度が埋まり、日本の小児科医のBCVに対する関心の高さが証明でき、メーカーのスタッフ達の安堵の顔は、今でも忘れることが出来ないほど印象的でした。

講演では体外式陰圧人工呼吸器の歴史と変遷に始まり、陽圧が付加された現行の陽陰圧体外式人工呼吸器RTX(BCV)が誕生するまでを当時の研究報告を交えて紹介されました。

 

更に、RTXの使い方やメリット・デメリットについて 症例を交えて解説された後に、埼玉医科大学病院勤務当時に他院から救急車で運ばれて来た患児や入院中の患児に対するBCV治療の成果報告 、開業されて以降の自院外来でのBCV治療の実態報告、治療効果の判定方法や検証に使用した測定機器での結果報告、BCV治療に携わっている看護師の皆さんや患児の親御さんに対するアンケート調査など、豊富な治療実績を背景に様々な手法やデータ・動画を使ってご講演されました。

講演終了後、聴講された方々が学会会場の弊社展示ブースに立ち寄られ、RTXのデモ依頼やお問い合わせを沢山頂戴致しました。

 

Hayek会長を始めとするメーカーのスタッフの皆さんもRTXの開発者であり創業者である父親が講演で紹介されたことに甚く 感動され、また、日本では BCV治療の有効性に対する報告・研究が盛んに行われていることに対して敬意と感謝の意を述べられて帰国されました。

 

注)文中で使用しているスライドは演者岡田邦之先生のご承認をいただいております。

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