国際脳神経救急・集中治療合同シンポジウム ハンズオンセミナー
「脳神経救急・集中治療の基礎を学ぼう」
- 掲載:2016年12月
- 文責:クリティカル・ケア部
2016年11月19日(土)~21日(月)に開催された国際脳神経救急・集中治療合同シンポジウムにおきまして、【ハンズオンセミナー6:脳神経救急・集中治療の基礎を学ぼう】を共催させて頂きましたのでご報告申し上げます。

本シンポジウムは第44回日本救急医学会総会・学術集会に併せ、日本神経救急学会、Neurocritical Care Society、日本救急医学会の三学会の主催で開催されました。昨年改定されましたJRCガイドライン2015でも第6章が「神経蘇生」から「脳神経蘇生」に名称変更され、非常に注目を集めている脳神経救急・集中治療領域を、国内外を代表する専門家の先生方が解説する教育セミナーやシンポジウムで構成されています。
弊社が共催した【ハンズオンセミナー6脳神経救急・集中治療の基礎を学ぼう】は〈セミナー1:脳神経救急・集中治療に必要な神経所見の診かた〉〈セミナー2:脳波と持続脳波(cEEG)モニタリングの基礎と実際〉の2つのセミナーからなっており、日本を代表する救急領域や脳神経領域の先生方から少人数で直接レクチャーを受けられる大変豪華なセミナーとなりました。募集を開始してからすぐに定員に達し、この分野に対しての興味や関心の高さを伺い知ることができました。

〈セミナー1:脳神経救急・集中治療に必要な神経所見の診かた〉では「意識障害」「てんかん重積状態」「見逃され易い神経所見」と3つのブースに分かれ、各ブースにて講師の先生が各々のテーマのアウトライン、実際の症例紹介、診察に必要な手技のロールプレイングや、実演がされました。各ブース3名~5名の少人数であったため、講師の先生方から受講者への丁寧な助言をする姿や、受講者の皆様から活発な質問が相次ぎ、各ブースとも非常に活気のある講義となっていました。
〈セミナー2:脳波と持続脳波(cEEG)モニタリングの基礎と実際〉では、持続脳波を中心に判読の方法や、実際のケースを想定しての講義など、脳波に馴染みがなくとも分かり易く興味が持てるような内容で受講者の皆様も非常に熱心に講義を聞かれていました。

昨年改定されましたJRCガイドライン2015において第2章「成人の二次救命処置(ALS)」【心停止アルゴリズム内】の〈ROSC(心拍再開後)のモニタリングと管理〉において「てんかん発作への対応」が新たに記載され、特に非痙攣性のてんかん発作検出において持続脳波モニタリングの使用が明記されました。また、冒頭でも申し上げた通り第6章「神経集中」が「脳神経集中」へと名称が変更になり、持続脳波モニタリングへの重要性が記載されるなど、救急・集中治療において、脳神経への保護が重んじられるような内容となっております。
セミナーで講師の先生方も申されていましたが、救急・神経集中治療の4割は脳神経が関わると言われています。
弊社も事前の準備から関わらせて頂きましたが、患者様が社会復帰できるよう、また受講者の皆様が満足できるセミナーにしようという先生方の熱意を間近で拝見し、感銘を受けました。
IMIではArcticSun5000体温管理システム、脳酸素代謝をモニタリングできるNIRO、aEEGトレンドを有するベッドサイドモニタNicoletOne、瞳孔反応を定量的に測定可能なNPi-200と脳保護戦略のためのデバイスをラインナップすると共に、低体温療法やaEEGの勉強会、データ解析相談などの臨床サポートにも注力しています。
患者様の神経学的予後向上のため、脳神経領域の治療・研究の向上に、お役に立てれば幸いに存じます。
最後にコーディネーターを務められた永山先生並びに、講師を務められた先生方に厚く御礼申し上げます。
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