第29回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
コーヒーブレイクセミナー5「HFNC」ご報告
- 掲載:2019年12月
- 文責:レスピラトリ・ケア部
第29回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会(2019年11月11~12日、会長:信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻 教授 藤本圭作先生)にて、「コーヒーブレイクセミナー5 HFNC」を共催させていただきましたのでご報告致します。
| 日時 : | 2019年11月11日(月)15:25~16:05 |
|---|---|
| 会場 : | F会場 名古屋国際会議場 2号館3F 234 |
| 演者 : |
横山 俊樹 先生 公立陶生病院 救急部長/集中治療室長 |
| 座長 : |
蝶名林 直彦 先生 聖カタリナ病院 院長 |
| 抄録 : |
High Flow Nasal Cannula(HFNC)は新しい酸素療法として、様々な施設で急速に普及し、急性期領域ではかなり日常的に使用されています。 慢性期での使用についての今後の動向に注目が集まっている昨今、セミナーには多くのお客様に聴講いただきました。

▲蝶名林 直彦 先生

▲横山 俊樹 先生
演者の横山先生より、
- ハイフロー総論
- エビデンスの紹介(肺炎・ARDS・急性低酸素性呼吸不全、術後・抜管後の呼吸管理、気管支鏡検査中の呼吸管理)
- Ⅱ型呼吸不全、COPD増悪、在宅でのHFNCの使用効果および症例報告
- 今後、在宅でHFNCをどう使っていくか?
- リハビリでの運動能改善効果および例

に関して、横山先生が所属されている公立陶生病院でのスタディや症例を用い、お話いただきました。
HFNCを使用する上での注意点もお話され、この点については聴講者サイドからも共感と気づきがあったように思います。
現在は限定的に使用されている在宅でのHFNCですが、今後の保険点数の動向を見据え、それぞれの現場に戻った際どのように活用できるか等、今後のHFNCの動向に聴講者の期待は非常に大きいように見受けられました。
座長の蝶名林先生より、「今後、HFNCが慢性期を含めてコンティニュアスに続くかどうか?これからの慢性期、在宅での使用をどうするか?HFNCの良いところは加湿を含め患者さんに優しい酸素療法・換気療法であることで、今後の動向に期待している」「適用を決めるにはサチュレーションのみならず、低換気をしっかりと見極めなければならないので、経皮CO2モニタリングも重要」とコメントをいただきました。患者さんの適用を含め今後のHFNCの使用に関して医療現場の皆さまと共有の場となるセミナーになったのではないかと思います。
座席数が足りず立席で聴講された方も多数いらっしゃり、HFNCへの関心の高さを改めて感じました。医療現場の皆さまの一助となれるよう、これからも様々な情報を発信できますよう引き続き努めてまいります。

最後に、円滑な進行をしてくださった座長の蝶名林先生、素晴らしいご講演をしていただいた横山先生に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
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