セミナー情報

第22回日本手術看護学会年次大会 ランチョンセミナー
「今日の患者さん温めるべきか、冷やすべきか?すべてはあなたにかかっている術中の体温管理」

  • 掲載:2008年11月
  • 文責:クリティカル・ケア部

2008年10月10日~11日の2日間、徳島県徳島市のアスティ徳島にて、徳島大学手術部:鈴木元子師長を大会長とし、テーマ「手術看護の主張-語ろう、深めよう、高めよう」のもと、第22回日本手術看護学会年次大会が開催されました。

 

学会展示弊社の機器展示では、患者用マネキンを2体使用し、周術期体温管理商品を展示させていただきました。
1体のマネキンにはカーボンファイバー式患者加温装置【スマートケア】(以下:スマートケア)を、もう1体のマネキンには温水循環式・高低体温維持装置【メディサームⅢ】にラプルラウンドブランケットを捲き、どちらもご来場された看護師の方々に実際に触っていただくことをコンセプトとして展示いたしました。

中でも注目を集めていたのは、風を使わないスマートケアでした。この装置は本体1台で右足、左足、右腕、左腕、腹部等、部分毎に分けて加温ができる特徴を持っています。本体が小さいため、設置スペースに困らず、消費電力も230Wという省エネ設計となっている商品です。温風式や温水循環式装置では、砕石位時に体温保持に難渋することがあるというご経験をお持ちの多くの看護師の方々から、スマートケアの臨床試用をご希望いただきました。またスマートケアは、バイオクリーンルームを設備されている施設では、人工関節埋め込み手術時などに、埃を捲き上げない加温装置としても既にご愛用いただいております。

また、メディサームご使用中のお客様には、ラプルラウンドブランケットという脚に巻きつけて加温及び冷却するブランケットに興味を引かれておられました。従来からある体幹の下に敷くブランケットに比べると、体表面を覆う面積が広いため、加温及び冷却効率に優れている点が興味を持たれた理由でした。

 

 

 

 

共催ランチョンセミナー

ランチョンセミナー 学会2日目の11日(土)に、「今日の患者さん温めるべきか、冷やすべきか?すべてはあなたにかかっている術中の体温管理」と題するランチョンセミナーを共催させていただきました。座長には、東京女子医大病院麻酔科主任教授:尾崎 眞先生(写真右下)を、演者には済生会川口病院麻酔科:根岸 千晴先生(写真左下)をお招きさせていただきました。

セミナー当日、300席の会場は満席となり、「お弁当なしでも構わないので聴講させてほしい」という多くの看護師の方々が立ち見の状態で聴講され、セミナーは大盛況で終えることができました。当セミナーの内容は、弊社で無料配布している体温管理テキストブック(写真③参照、執筆者は演者の根岸先生)をベースに根岸先生ご自身で取られたデータや最近の知見を加味されたものでした。とてもわかりやすい講義であり、当セミナーに関するアンケートにご回答いただいた結果(回収数280人)を集計しましたところ、98%の方々から「非常に良かった」もしくは「良かった」という回答をいただきました。 今回は徳島という地方での開催にもかかわらず、多くの看護師の方々が当セミナーを聴講しに駆けつけていただき、周術期の体温管理に大変興味を持たれていることを改めて認識させられました。

当ランチョンセミナーの開催にあたり、座長の尾崎先生、演者の根岸先生をはじめ、日本手術看護学会事務局関係者の方々のご協力に大変感謝致します。ありがとうございました。

体温管理テキストBOOK            日本手術看護セミナー会場

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