IMI WEBセミナー
「やさしく学ぶEIT – 換気を『見る』という選択肢 – 」ご報告及びオンデマンド配信のご案内
- 掲載:2026年05月
- 文責:マーケティング部
2026年3月30日(月)に、IMI主催のWEBセミナーを開催いたしました。
本セミナーでは、演者に広島大学大学院 救急集中治療医学 准教授 大下 慎一郎先生をお招きし、「やさしく学ぶEIT – 換気を「見る」という選択肢 –」という演題で、EITの基礎から臨床への応用までご講演いただきました。
本記事では、セミナーの概要とオンデマンド配信の登録方法をご案内いたします。
| 日時 : | 2026年3月30日(月) |
|---|---|
| 会場 : | Zoom オンライン |
| 演題 : |
やさしく学ぶEIT – 換気を「見る」という選択肢 – |
| 演者 : |
大下 慎一郎先生 |
セミナーの概要
本セミナーでは、肺保護換気戦略における個別化の重要性、EITを使用したPEEP設定や振り子現象の観察の重要性についてご解説いただきました。
1. 肺保護換気法の変遷
肺保護換気法は令和になり、大きく変化しています。従来の主な4つの要素(一回換気量、プラトー圧、呼吸数の制限と高めのPEEP設定)から、令和ではEITなどを利用したより個別的な肺保護換気法へと変遷しています。
2. EIT(電気インピーダンストモグラフィ)の概要
EITは胸部に電極ベルトを装着し、リアルタイムにインピーダンスの変化を画像として得ることができる非侵襲的なモニタリングです。IMI社のInfivision ET1000は成人でも使用できますが、最小35.5〜44.5cmサイズのベルトもあり、生後1か月相当の新生児にも使用可能です。
EITで評価できる主な情報は以下の3点です。
- 換気分布(無気肺・過膨張の検出)
- 介入効果(人工呼吸器の設定・体位変換・吸引等の効果)
- 振り子現象(ペンデルフト:局所的な気流の遅れ)
3. EITを用いたPEEP設定:クロッシングポイント法
Crossing point法とはPEEPを段階的に下げながら過膨張領域と虚脱領域の変化を観察し、両者が交差する点(Crossing point)を最適なPEEPとする手法です。リクルートトライアル※では、この方法によりリクルータビリティによらず虚脱・過膨張を低く抑えられることが示されました。
RECRUIT trail, Jonkman AH. Am J Respir Crit Care Med 2023;208:25
4. 振り子現象(ペンデルフト)
肺の局所的なコンプライアンス変化の遅れが、振り子のように観察されることから、振り子現象と呼ばれます。振り子現象の発生率は約40%と高く、この現象が起こると呼吸仕事量が増加するため回避する必要がありますが、どの指標を用いても予測することは困難です。現在、この現象を観察できるのはEITのみです。Infivision ET1000では、この現象を視覚的に検出し、時間差のある換気分布を色別(黄色)表示で把握することが可能です。
オンデマンド配信のご案内
本セミナーをオンデマンド配信いたします。
ご興味をお持ちいただけましたら、ご視聴をお申し込みください。
―オンデマンド配信 視聴方法―
下記URLより視聴登録をお願いいたします。
https://form.k3r.jp/imi_co_ltd/20260420
お申込み時のメールアドレスへご視聴用リンクをお送りいたします。
配信期間:2026年5月12日(火)~
※ 配信は予告なく終了することがありますので、あらかじめご了承ください。
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